体外受精の場合:双子とわかるタイミング
自然妊娠の場合、双子とわかるのは産婦人科を受診した妊娠5〜7週ごろが多いですが、体外受精の場合は少し異なります。移植後に不妊治療クリニックで妊娠判定(hCG血液検査)を行い、陽性になった後の経過観察エコーで2つの胎嚢が確認されたときに「双子の可能性」が浮かび上がります。
私の場合、移植後の判定日(移植から約14日後)に陽性が確認された後、クリニックでの経過観察エコーで「胎嚢が2つあります」と言われました。このときが「双子かもしれない」と最初に知ったタイミングです。ただしこの時点では、2つの胎嚢があっても片方が消えるケース(バニシングツイン)もあるため、確定ではありませんでした。
「双子確定」になるタイミング
妊娠5〜6週ごろに2つの胎嚢が確認されても、双子が確定するのはそれより少し後です。2つの心拍が確認された時点で、初めて「2人の赤ちゃんがいる」ことが確定します。私が2人の心拍を確認できたのは妊娠7週ごろです。
この「心拍確認」の瞬間の感情は、「うれしい」という言葉だけでは収まりませんでした。5年間の不妊治療で何度も落とされた心拍への期待が、今度は2つ同時に確認できた。「泣きながら画面を見ていた」という感じで、後ろに座っていた夫が声を詰まらせているのが聞こえました。
ただ同時に、「双子は高リスク妊娠」という知識が頭を掠めたのも事実です。喜びが半分、「これから体がどうなるか」という不安が半分という状態でした。
双胎妊娠の種類:一卵性と二卵性でリスクが違う
体外受精での双子は多くの場合「二卵性双生児」です(受精卵を複数移植した場合、それぞれが着床)。一方、1つの受精卵が分裂した「一卵性双生児」の場合は、胎盤の共有状況によってリスクが変わります。
二絨毛膜二羊膜(DD)双胎:それぞれが独立した胎盤と羊膜を持つ。最もリスクが低い。一絨毛膜二羊膜(MD)双胎:胎盤を共有する。双胎間輸血症候群(TTTS)のリスクがある。一絨毛膜一羊膜(MM)双胎:胎盤・羊膜を共有する最高リスクタイプ。
私はDD双胎(二卵性)で、最もリスクの低いタイプでした。ただしDD双胎でも早産リスク・妊娠高血圧腎症リスクは単胎より高く、管理入院になる可能性があることを最初から説明されていました。
不妊治療クリニックから産婦人科への転院
体外受精での妊娠の場合、不妊治療クリニックから産婦人科(総合病院・大学病院など)への転院がある時点で必要になります。双子の場合、ハイリスク妊娠として対応できる病院への転院が推奨されるため、転院先の選択が重要です。
私の場合、クリニックから「双子なので設備の整った病院への転院を」と勧められ、NICU(新生児集中治療室)を持つ総合病院を転院先に選びました。早産になった場合を想定して、NICUがある病院を選ぶことを勧めるクリニックが多いです。
転院のタイミングは妊娠10〜12週ごろが多く、不妊治療クリニック側で「安定期に近い状態」が確認されてからになります。
双子妊娠がわかったときにやること
「双子とわかった直後にやること」をまとめると、大きく3つです。ハイリスク対応できる産婦人科を調べる・職場への早めの報告を検討する(双子は早産リスクが高いため、管理入院になる可能性を伝えておく)・双子育児の準備情報を集め始める(ベビー用品が2人分必要なため早めに動く)。
双子妊娠がわかったとき、「双子って聞いたけど何を準備すればいいの?」という状態になるのは自然なことです。双子のベビー用品予算の記事や二人乗りベビーカーの選び方も参考にしてみてください。