そもそも双子のミルク代が怖い話

出産前に「ミルク代って月にどのくらい?」と調べたとき、「1人なら月4,000〜6,000円くらい」という情報が多かったんですよね。それを単純に2倍すれば8,000〜12,000円かな、と思っていました。

実際は、月15,000〜20,000円かかりました。

なぜ単純2倍よりかかるかというと、缶を開けてから使いきる前に次の缶を開けないといけないことがあること(2人で消費するので缶のローテーションが早い)、外出時に持っていく分の液体ミルクも使うこと、使い分けで2種類のミルクを試したりすること、などが積み重なるためです。

これを読んでいる方が出産準備中なら、「月2万円は飛ぶ」くらいの感覚でシミュレーションしておくと安心だと思います。

[写真:家計簿アプリのスクリーンショット。「ミルク・育児用品」の月次支出グラフ。生後1〜3ヶ月が特に高い]

月齢0〜3ヶ月:最もミルク代がかかる時期

完ミ(完全ミルク)に切り替えたのは生後2ヶ月だったので、0〜1ヶ月は混合でした。

生後0〜1ヶ月(混合):月約8,000〜10,000円。直母+ミルク補充という形だったので、ミルク消費量は少し抑えられていました。ピジョンの「はぐくみ」を使っていて、800g缶が1缶1,800円前後(2026年4月時点)。この月齢は1人あたりの1回量が少ないので(退院直後は50〜60ml程度)、缶のもちは比較的よかったです。

生後2〜3ヶ月(完ミ移行):月約15,000〜18,000円。1人1回100〜120ml×8回=約900ml/日×2人=1,800ml/日。800g缶は容量800gで、粉ミルク1gで約7〜8ml分作れる(メーカー・濃度により変わります)ので、800g缶1缶から約6,000〜6,400ml分作れる計算になります。1日1,800ml消費だと約3〜4日で1缶が終わる計算。1缶1,800円として月で10本前後消費=月18,000円。

この時期が一番ミルク代がかかります。「え、月2万?」と思うかもしれないけれど、我が家の実感としては「覚悟しておいてよかった」という感じでした。

[写真:空になったミルク缶4本。生後2ヶ月の1週間分。びっくりするペースで空になっていく]

月齢4〜6ヶ月:少し落ち着いてくる

授乳間隔が3〜4時間に延びてきて、1日の授乳回数が6〜7回に落ち着いてきます。1回の量は増えますが、回数が減るのでトータルの1日消費量はそんなに変わらないか少し増える程度でした。

生後4〜6ヶ月:月約15,000〜20,000円。1人1回180〜200ml×6回=約1,100ml/日×2人=2,200ml/日。缶の消費ペースは少し上がるものの、外出時の液体ミルク使用頻度が下がってきて(荷物が重いので自宅では缶ミルクに戻す、というサイクルが安定してくる)、実際の月支出は変わらないか少し減ってきました。

この時期から離乳食の準備を考え始めて、「離乳食が始まれば少しミルク代が下がる」という光が見えてきた感じがしました。実際には離乳食が始まっても最初のうちはミルクが主体なので、7ヶ月ごろまでは大きく変わらないですが。

[写真:生後5ヶ月ごろ、ミルクをぐいぐい飲んでいる双子の様子(足元から撮った角度)]

月齢7〜12ヶ月:離乳食が進んでミルク代が下がる

離乳食を7ヶ月から開始しました(少し遅めにスタート)。最初はほとんど食べず、ミルク代は変わらなかったです。8ヶ月ごろから2回食が定着してきて、9〜10ヶ月で食事量が増えてくると、ミルクの1回量と回数が徐々に減り始めました。

生後7〜9ヶ月:月約12,000〜15,000円。離乳食が始まっても完全にミルクから切り替わるわけじゃないので、まだ結構かかります。

生後10〜12ヶ月:月約8,000〜10,000円。1回量が150ml程度になってきて、授乳回数も3〜4回に。ここまで来るとだいぶ楽になりました。12ヶ月を超えてフォローアップミルク+牛乳に移行したことで、さらに費用が下がりました(フォローアップミルクは育児用ミルクより安い傾向があります)。

[写真:10ヶ月ごろの離乳食テーブル。2人分の食器と少し残ったミルク。食べる量が増えてきた様子]

コスト削減のために実際にやったこと

正直、ミルク代を劇的に下げる方法はないんですが、我が家でやっていた節約の工夫を書きます。

まず大容量缶まとめ買い。800g缶より1kg缶のほうが1gあたりの単価が安いことが多いです。ただし開封後の保存期間(1ヶ月以内が目安)があるので、双子でも1kg缶を1ヶ月で使いきれるかどうかを計算して購入を判断していました。生後2〜5ヶ月の消費の速い時期は1kg缶がお得でした。

次にドラッグストアのポイント・タイムセール活用。ウエルシアやマツキヨのポイント制度を使って、実質15〜20%引きで購入していました。月2万円近い支出なので、ポイント還元の効果が積み上がります。

あと液体ミルクは「外出専用」と割り切りました。液体ミルクは便利ですが、粉ミルクと比べると1本あたりのコストが3〜4倍かかります。外出時と夜中に夫が担当する分だけに絞ることで、月の使用量を抑えました。

そして複数ブランドを比較する。我が家は最初ピジョン「はぐくみ」を使っていましたが、途中でコスパを確認して森永「はいはい」に変えました。成分的にどちらも国の基準を満たしているので、赤ちゃんが嫌がらなければコストで選んで問題ないと思います(もちろんブランド変更は試しながら様子見が前提です)。

[写真:ウエルシアのミルク売り場でスマホで価格を比較しているところ。ポイント端末の表示がちらっと見える]

双子0〜12ヶ月のミルク代総額:我が家のリアル

1年分を集計してみると、総額で約15〜17万円かかりました(完ミ移行後の2〜12ヶ月分の合計)。

月別のまとめ(おおよその実績):

  • 0〜1ヶ月(混合):8,000円
  • 2〜3ヶ月(完ミ移行直後):16,000〜18,000円
  • 4〜6ヶ月:15,000〜18,000円
  • 7〜9ヶ月(離乳食開始):12,000〜15,000円
  • 10〜12ヶ月:8,000〜10,000円

出産準備の段階で「1年間で15〜20万円」と想定していると、入院中や退院直後の買い物でパニックにならずに済むと思います。双子育児の全体的な費用感については双子育児の必需品リストでも費用の目安を書いているので、準備中の方はあわせて参考にしてみてください。

[写真:家計管理のノートにミルク代の累計金額を書いているところ。「12ヶ月でこんなにかかるとは」みたいなコメント]

ミルク以外の授乳まわり費用:見落としがちな初期投資

ミルク代だけでも月1〜2万円かかりますが、それ以外に「授乳をするための道具」の初期投資も見落としがちです。我が家の場合、出産前後に揃えた授乳まわりの費用を実額で振り返ると、こんな感じでした。

哺乳瓶(ピジョン母乳実感 240ml)×8本:約12,000円。双子の同時授乳と消毒中のローテーションを考えると、最低6本・予備2本が現実的な本数でした。混合の時期は搾乳した母乳を保存するストッカーも別途必要になります。

電気消毒器(コンビ 除菌じょーずα):約6,000〜8,000円。哺乳瓶8本を一気に消毒できる容量のものを選びました。電子レンジタイプは安くて場所もとらないですが、双子の場合は1日に消毒する回数が多いので、電気タイプの「入れてスイッチ」の楽さは育児体力の温存に直結しました。

ミルクウォーマー(コンビ 調乳じょーず):約4,000〜5,000円。70℃のお湯を常時保温してくれるので、夜中の授乳でお湯を沸かす手間がなくなります。「70℃以上のお湯でミルクを溶かす→冷ます」という流れが毎回1〜2分短縮されるだけで、1日8〜10回の授乳全体でみると地味にありがたかったです。

双子用授乳クッション(ワイドタイプ):約8,000〜12,000円。これがないと同時授乳はほぼできないので必須でした。普通サイズだと幅が足りず、2人を乗せると安定しないことが多いです。

これらの初期投資を合計すると3〜4万円ほどになります。「ミルク代=授乳にかかるコスト」と思って準備をすると、道具代で予想外の出費になりやすいので、月々のミルク代に加えてこの初期費用もあらかじめ試算に入れておくと安心です。