「同時にあげる」vs「時差でやる」、双子ママはどっちを選ぶ?
双子の離乳食の進め方を調べると、大きく「同時進行派」と「時差派(1人ずつ交互に)」に分かれます。どちらが正解ということはないですが、私が試してみた結果と、周りの双子ママから聞いた意見をまとめると、こんな傾向がありました。
同時進行派が多い理由:時差でやると、合計の食事時間が2倍になること。生後5〜6ヶ月ごろの離乳食初期は食べる量が少なく、一方の子を待たせている間にグズり出すことがあるため、「同時に開始して交互にスプーンをあげる」方が時間効率がいいと感じる人が多いです。
時差派が選ぶ理由:1人ずつ向き合ってあげたい・食べる速度が2人で大きく違うので別々の方が管理しやすい・片方が早食いで催促してくるとペースが崩れる、という理由で時差を選ぶ人もいます。
私の場合、最初の2週間は「同時進行のつもりが時差になってしまう」というパターンを繰り返していました。交互にスプーンをあげながら、一方を待たせているとギャン泣きが始まって、結局どちらかを先に終わらせる形に。その経験から「同時に座らせて、片方を集中してあげてから次の子」という流れに切り替えてから楽になりました。
離乳食初期(5〜6ヶ月):同時スタートの注意点
離乳食のスタートは、一般的に「首がしっかりすわっている」「よだれが増えてきた」「食べ物に興味を示すようになった」など複数のサインが出たタイミングが目安です。双子の場合、2人のサインが同時に出ることもあれば、時差がある場合もあります。
わが家では2人ほぼ同じタイミングでサインが出たため、同日スタートしました。ただし1人目が問題なくお粥を受け入れたのに対し、もう1人は3日間スプーンを舌で押し出し続けていました。「舌突出反射」がまだ残っている状態で、これは正常な反応です。片方だけ先に進んでいるように見えても、焦らず待つのが正解でした。
初期のお粥は10倍粥(お米1:水10)から始めます。わが家は炊いたご飯を電子レンジで水と一緒に加熱してなめらかにする方法で作っていました。作り置きは1週間分を製氷皿で冷凍して、食べる前に必要量だけ解凍するスタイル。2人分を一気に作れるので、このまとめ作りが離乳食期の一番の時短になりました。
離乳食中期(7〜8ヶ月):食べムラが2人分出てきて大変な時期
離乳食中期になると食材の種類が増えて、好き嫌いが出てきます。双子の場合、それが2人バラバラに出てくるのが厄介でした。
うちの場合、一方はなんでもよく食べるのに、もう一方はかぼちゃ以外を全拒否する時期がありました。食器を近づけるだけで顔を背け、スプーンを押し返す。「双子なのに同じものを同量あげれば楽なはず」という甘い期待は、この時期に完全に崩れました。
解決策として効いたのは「食べる子の様子を見せる」ことでした。よく食べる側の子がもぐもぐしている姿をもう一方に見せると、「あ、食べていいやつなんだ」と興味を持ち始めることがあります。双子育児ならではの「お互いを見せ合う」手法は、離乳食の食べムラにも使えます。
食器の選び方:双子だから「識別」が命
離乳食の食器選びで双子特有の問題があります。「どちらの食器がどちら用か」が分からなくなること、そして「食べた量が2人分混乱する」こと。これを防ぐために食器の色を分けることを強くおすすめします。
わが家ではA(長男)は青系・B(次男)はオレンジ系で統一。食器の色を完全に分けてからは、「どっちが何を食べたっけ」という混乱がなくなりました。色分けはこの離乳食期から始めると、後の幼児食期まで習慣として続けやすいです。
食器の素材はシリコン製が洗いやすくておすすめです。プラスチックより汚れ落ちがよく、電子レンジ対応のものも多い。吸盤付きのベースがついているタイプは、子どもが自分でひっくり返すのを防いでくれるので、食べ始めの時期には特に助かります。食器については双子の離乳食食器おすすめの記事でも詳しく書く予定です。
離乳食後期(9〜11ヶ月):手づかみ食べが始まって床が戦場に
後期になると手づかみ食べが始まります。双子の場合、2人同時に手づかみを始めるので、食後の床は想像以上のカオスになります。
床対策は「椅子の下に新聞紙またはレジャーシートを敷く」が一番コスパのいい方法でした。食後にまとめて捨てるか、洗えるシートをくるっと丸めて洗う。これをやるだけで食後の掃除時間が大幅に短縮されます。
このころになると食べる量の差も大きくなってきます。完食する子・半分しか食べない子、という差が毎食固定されるわけでもなく、日によって逆転することも。「今日は食べなかった」を気にしすぎると体力が続かないので、「3日単位で見てトータルで食べていればOK」くらいのざっくりした見方の方が長続きしました。
作り置きのコツ:2人分だから週1まとめ作りが最適
離乳食の作り置きは「週1回まとめて作る」が双子育児との相性がいいです。毎日少量ずつ作るより、週末2時間でまとめて作り置きして平日はレンジで解凍するだけ、というルーティンが定着すると楽になります。
容量は双子分を一度に作るので、1人育児の作り置きレシピの「2倍量」を基本にします。ただしすべてを2倍にすると冷凍スペースを圧迫するので、食材によっては「1.5倍」にして半週で使い切るスケジュールにする、という調整が必要でした。
冷凍は製氷皿(初期)→シリコン小分けトレー(中期以降)と変遷しました。シリコントレーは形が一定で取り出しやすく、ふた付きのものは冷凍庫の匂い移りも防いでくれます。
双子の離乳食:私が買ってよかったもの・不要だったもの
買ってよかったもの:ハイチェア2脚(ずっと使うので良いものを選ぶのが正解だった)、シリコン製の仕切りプレート(1皿で複数食材をまとめられる)、ブレンダー(離乳食初期のペースト作りが劇的に楽)、シリコントレー付き製氷皿。
思ったほど使わなかったもの:離乳食用のスプーンセット(専用品より普通の赤ちゃん用ティースプーンで十分)、市販の離乳食レトルト(便利だけどコスト的に週2〜3回以上は使いにくい)。
ハイチェアについては双子の離乳食椅子比較の記事で詳しく比較しています。